つながりの杜では、子どもたちが安心して過ごせる環境づくりの一環として、厳選したおもちゃや遊具を導入しています。
今回はその中から、木のおもちゃ「コロコロシロホン」について、導入の理由とそこに込められた想いをご紹介します。
コロコロシロホンとは?
「コロコロシロホン」は、上から木の玉を転がすと、優しい音色を奏でながらスロープを降りていくおもちゃです。
単純な遊びに見えますが、実は子どもたちの心と発達に寄り添う大切な要素がたくさん詰まっています。

1. 「落ち着く」を支える仕組み
新しい環境に来て、不安で泣いてしまったり、心がざわついて落ち着かない時。そんな時にこのおもちゃが力を発揮します。
- 心地よい音色: 木の優しい音が、ざわついた心を静めてくれます。
- 目で追う(追視): 転がる玉を目で追う動きは、脳を落ち着かせ、集中力を高める効果があると言われています。
- 予測できる安心感: 「ここから入れたら、あそこにゴールする」「同じリズムで転がる」。何度やっても結果が同じであるという「予測可能性」が、子どもたちに安心感を与えます。

0歳や1歳で泣いて入ってきた子でも、何回も繰り返しているうちに、すっと落ち着いてくるんです。スタートからゴールまで、同じスピードで、同じことが繰り返される。その変わらないリズムが、心の安定につながるのだと思います
2. 体全体を使って遊ぶ
導入するコロコロシロホンの中には、少し背の高いタイプもあります。
玉をスタート位置に置くために、子どもたちは背伸びをしたり、手をぐっと伸ばしたりします。
「体を動かすことで落ち着く」というお子様も多いため、指先だけでなく、体全体を使う遊びを通して、自然と心身のバランスを整えられるようにしています。
3. 「落ち着く」の、その先へ
私たちが「まずは落ち着くこと」を大切にするのは、それがすべての活動のスタート地点だからです。
心が落ち着いて初めて、「今日は何をしようかな?」「あのおもちゃで遊びたいな」という自発的な意欲が湧いてきます。
コロコロシロホンで心が整ったら、次は絵本を読んでみようか、それとも工作をしてみようか。
そうやって、子どもたちが「自分の好きなこと」を見つけ、世界を広げていくお手伝いをしたいと考えています。
将来の「自立」と「笑顔」につなげる

好きなことを見つけて、世界が広がっていけばいい。そして最終的には、その『好きなこと』が仕事になって、社会の中で生きていく力になったら、それが一番嬉しいですね
たった一つのおもちゃから始まる、子どもたちの小さな「できた!」「楽しい!」の積み重ね。
つながりの杜では、その一つひとつを大切に拾い上げ、子どもたちの未来の笑顔へとつなげていきます。
見学の際は、ぜひこの「コロコロシロホン」の優しい音色を実際に聴いてみてくださいね。