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【療育アイテム紹介】絵本と図鑑がひらく、子どもたちの「想像の世界」

つながりの杜では、子どもたち一人ひとりの発達や興味に寄り添った環境づくりを大切にしています。
今回は、施設に置く「絵本・図鑑」について、そこに込められた想いをご紹介します。

つながりの杜の本棚には、年齢の幅を広くとった絵本や図鑑を揃える予定です。
たとえば、3歳のお子さんでも、発達の段階が1歳くらいであれば、1歳向けの絵本を用意します。大切なのは「何歳だから、この本」ではなく、「その子が今、読みたいと思える本があること」

代表ゆきよ

年齢の幅を広く用意して、その子が読みたいなと思えるものを選べるように本棚にしていきたいと思っているんです。6月に選ぶ本と5月に選ぶ本は、きっと違う。子どもは発達していくから、そこは変わっていくかなと思います。

乗り物が好きな子には乗り物の図鑑を、昆虫が好きな子には昆虫の図鑑を。興味の入口は、子どもによってさまざまです。だからこそ、「広く、いろんな興味に応えられる」本棚をめざしています。

1. 色・感覚・好み、一人ひとり違うからこそ

絵本には、色がはっきりしたものや、やわらかいタッチのものなど、さまざまなスタイルがあります。年齢が低いほど、はっきりした色合いの絵本が多い傾向がありますが、それが合う子もいれば、苦手な子もいます。

代表ゆきよ

やっぱりその子によって感覚は違うので。はっきりした色が好きな子もいれば、嫌な子もいる。それはもうケースバイケース。その子に合ったものを届けたいんです。

読み聞かせについても同様です。一対一でじっくり読み聞かせができる子もいれば、耳をふさいでしまう子もいます。無理に聞かせるのではなく、その子の興味のあるものから、その子のペースで。それが、つながりの杜の関わり方です。

2. 本は「旅」ができる——想像の世界の豊かさ

代表ゆきよ自身、子どもの頃からずっと本棚の前にいるような子だったといいます。

代表ゆきよ

本は本当に旅に行けるみたいな感じがするんですよ。自分の中で旅ができる。世界がちょっと広がるような感じがして、経験したような気持ちになれる。ちっちゃい頃は外の世界も範囲が狭いですからね。本の世界は広いんです。

映像が身近にある時代だからこそ、本には本ならではの良さがあります。iPadやYouTubeの映像はどうしても刺激が強く、ビジュアルが決まっています。たとえば「白雪姫」と聞いたとき、私たちの世代は絵本によっていろんなビジュアルを想像できましたが、今の子どもたちの頭にはディズニーの白雪姫が浮かぶことが多いそうです。

代表ゆきよ

いろんなシンデレラがいたりとか、いろんな白雪姫がいたりとか。それが分かるのは本の良さかなと思います。想像する世界って楽しいんですよね。

本の中にある絵を見て「これ描きたい!」と思う子もいます。映像のような強い刺激ではなく、「穏やかな刺激」で子どもたちの心を動かしてくれる——それが本の持つ力です。

3. 本棚から広がる、子どもたちの未来

つながりの杜では、子どもたちが手に取りやすい高さの本棚を設置する予定です。自分で手を伸ばして、自分で選ぶ。その小さな「選ぶ」という行為が、自発的な意欲の第一歩になります。

代表ゆきよ

想像の世界が広がるっていうのは、土台ができる感じがしますよね。好きなことを見つけて、世界が広がっていけばいい。私はそういうふうに育ったので、子どもたちにもそんな体験をしてほしいなと思っています。

一冊の絵本との出会いが、新しい興味の扉を開くかもしれません。
図鑑をきっかけに、乗り物や昆虫の世界にのめり込むかもしれません。

つながりの杜では、そんな子どもたちの小さな「好き」を大切に拾い上げ、想像の翼を広げるお手伝いをしていきます。

見学の際は、ぜひ本棚ものぞいてみてくださいね。